【赴任準備】渡米後の生活立ち上げ

生活

家族で赴任する場合、夫が先に渡米して生活を立ち上げ、その後家族が渡米というパターンが多いのではと思います。

生活立ち上げで実際にやったことや後から振り返ってやっておけばよかったと思うことを時系列であげていきますので赴任の際の参考になればと思います。

渡米後、生活を立ち上げるのに必要なものを時系列であげていきます。

ご参考になれば幸いです。

単身:生活立ち上げ~家族受け入れ準備

単身:到着~2週間以内にやること
  • I-94の確認
  • レンタカー、ホテル
  • SSN取得、銀行口座、クレジットカード

I-94の確認

到着したらI-94で記録の確認をしておきましょう、記録に間違いがあると不法滞在になったりしますし、I-94は免許取得の際など必要になってくるので、簡単なので到着したらまずはWebサイトをみて確認しておきましょう。

サイト内のVew Travel History に行って情報を入力すれば得られます。家族が入国した際も同様に全員分確認しましょう。免許の更新の際にも必要になってきます。

I-94とは?
アメリカに入国する外国人の出入国記録のためのデータベース。空港で入国審査のときに発行される記録をベースにしている。いつまで米国に滞在できるかはI-94のステータスで確認できるので不法滞在がないようチェックする必要があります。

レンタカー、ホテル

自宅を契約、車を購入するまでの間はホテル、レンタカーを借ります。大手勤務の場合は会社側が準備してくれるケースもあると思いますが、場合によっては自分で準備する必要がります。アメリカの免許を取得するまでは日本の免許で運転することになるので渡米前に国際免許を取得しておくのを忘れないようにしましょう。

スマホも会社が事前に準備して支給してくれる場合もありますが、そうでない場合は契約が必要です。その場合はSSN (ソーシャルセキュリティーナンバー) 取得後になってしまいます。

ホテルは住居が決まるまでの期間によって異なりますが、長期滞在型の方があせって家の契約をする必要がなく無難だというのが個人的な意見です。

SSN取得、銀行口座、クレジットカード

SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)の取得が必要になります。SSNは銀行口座開設、カード、スマホの契約などいろいろなところで必要になるので渡米したらまず最初に取得する必要があります。パスポート/ビザ、I-94(入国滞在記録カード)を持参して申込用紙に記入して申請を行います。

SSNはこの後もいろんな場面で必要になってくるので

到着後なるべく早く取得しましょう。

銀行口座を開設します、開設に必要なのはSSNとパスポートなどの本人確認書類、住所を証明するもの。(赴任直後はまだホテル住まいなどのケースもあるので、その際は勤務先にレターを書いてもらいます)、BoA(バンク・オブ・アメリカ)など、現地の銀行でも良いですが、ユニオンバンクは三菱東京UFJの子会社なので日本人スタッフがいたり、日本語サポートがあるので慣れない方は安心でしたが、ただ、売却のニュースがあり今後の対応はどうなるかは分かりません。

クレジットカードも作ります。アメリカでクレジットカードを作成する際には、前述のSSN、銀行口座の他にクレジットヒストリーが必要。渡米まもなくクレジットヒストリーのない方はJALANAのUSAカードが便利です。これらのカードは日本でも作れるので渡米前に準備しておくのも良いでしょう。ある程度スコアが上がってきたら現地のカードをつくります。

クレジットヒストリー、クレジットスコアとは?
SSNに紐づいて管理された家賃、ローン、カードなどの支払いの履歴がクレジットヒストリーでその履歴から算出されたスコアがクレジットスコアで300~850点の間で点数がつけられる。

単身:到着~2カ月以内にやること
  • 車の購入
  • 家の契約
  • ガス、水道、電気、インターネットの契約
  • 在留届の提出

車の購入

家族連れで特に学校に通うお子さんがいる場合は2台必要なケースが多いですが、家族を受け入れるまではまずは1台を購入。家族構成によりますがミニバン(日系であれば、トヨタのシエナ、ホンダのオデッセイ)やSUVなどを購入するケースが多そうです。中古車であればCarMaxなどのサイトを検索して気に入ったものがあればディーラーに見に行くのが良いかと思います。

自動車保険やロードサービスにも入りますAAAは最大手、PREMIO日本語対応可能。

家の契約

家探しをします。出来れば赴任前にある程度の学区や家のタイプなどを調べておいた方が良いです。ある程度英語力と交渉力に自身があれば自分自身でZillowなどのサイトで探すのでも良いですが、自信がない場合は仲介業者を使うのがオススメです。

うちは2回引っ越ししておりますが、場合は最初は日系の不動産業者のリダックさんにお願いしましたが後の2回は自分でZillowやCraiglistなどで探しました。

子供の学校、治安、間取り、値段

せっかくなので条件の良いところ

に住みたいですよね

アメリカでの家探しはこちらの記事もご参考。

電気、ガス、水道、インターネットなどの申し込み

家を契約したら電気、ガス、水道、インターネットなどの申し込みをします。電気、ガス、水道は州や住む地域によって違いますが、ほとんどのケースがインターネット経由で申し込み、その際にはSSNやカードなどの情報が必要です。

インターネットはアパートの場合は契約できるプロバイダーが決まっているケースもある。アメリカで最も一般的なのはComcast(Xfinity)ですが、賛否両論なのでいろいろと調べてから加入するのが良いと思います。うちは調べるのが面倒だったのでComcastで契約、知らない間に値段が上がっています。

在留届

住所が決まったら在留届を大使館・領事館に提出します。外務省のWebサイトからオンラインで簡単に申請可能なので忘れずにやりましょう。

単身:到着~3カ月以内にやること
  • 運転免許の取得
  • 家具、家電などの購入
  • 学校の下調べなど家族の受け入れ準備

運転免許の取得

運転にある程度慣れてきたら運転免許の取得です。州によって多少異なりますが、例えばカリフォルニアでは、筆記と自分の車を持ちこんでの実技試験があります。

DMVで筆記試験の申込をしてアポイントを取って試験を受けます。日本語対応もしていますのでネットで過去問などを確認していくのがいいでしょう。

必要な書類は、SSN、パスポート/ビザ、I-94、住居を証明する書類。これから申請する方はリアルIDが良いです。国内で飛行機に移動する際にリアルIDがないとパスポートを持っていく必要があります。

仮免許を取得したら実技試験のアポイントを取ります。DMVの周辺を20分くらい運転するので自信のない方は事前に練習しておくのが良いと思います。

家具、家電などの購入

家族を呼ぶ前に生活に最低限必要な家具や家電を揃えます。家電はベストバイなどの専門店の他にホームデポなどのホームセンターやウォルマートなどの大型スーパーでも売っています。

アメリカと日本では電圧が異なるので変換器を購入して持っていくのを忘れずに!

家具は日本にもあるIKEAなどのの他にもいろいろとお店があるので周りに同僚がいる場合はオススメのところを聞くのも良いと思います。

帰任者から安く譲ってもらったり、Craiglistなどを利用して個人売買というのもあります。地域に日本人が多い場合はびびなびなどのサイトを通じて個人売買するのも良いと思います。

家族:生活立ち上げ

約3カ月で家族の受け入れ準備を整えようやく家族が渡米。

家族到着後にやること
  • 現地校の申し込み
  • 日本人補習校の申し込み
  • ホームドクターの決定
  • 日本からの荷物の受取
  • その他の買い物
  • 妻のSSN、運転練習、免許取得
  • 家族のケア

現地校の申し込み

住んでいる場所によって学区と学校が決まっていますのでSchool District に行って申込をします。できれば家族が来る前に空き状況を聞いておくと少し安心です。学区の状況、学校のレーティングなど確認した上で家探しをするのが良いです。

アメリカの教育関連はこちらの記事もご参考

補習校の申し込み

日本人補習校の申し込みをします。うち(ベイエリア)の場合は、土曜日のみやっている補習校と、平日の夕方に週2回やっている補習校の2種類が基本で、それ以外にも小規模なところもいくつかあります。会社からの補助や家庭の考え方によっていろんな選択はあると思います。

ホームドクター

予防接種、健康診断、等。日本人お小児科の先生が近くにあればそちらで申し込むのが良いでしょう。学校に通うお子さんがいる場合は必要な予防接種もこちらでお願いします。

日本からの荷物の受取

日本の家をいつ退去するかのタイミングにもよると思いますが、我が家では夫が赴任してから間があったので、家族の渡米直前で退去。

①日本のレンタル倉庫に置くもの、②手荷物で持っていくもの、③航空便で送るもの、④船便で送るもの、にわけて、③は比較的すぐに必要なもの、④は大きいもの、という風に分け、③は家族の到着後すぐに受取、④は2カ月後という感じでした(我が家は日通でした)。(荷物をお願いする際に住所が決まっていない場合には住所が決まってから業者に送付先を連絡する必要があります)

その他の買い物

夫が買いそろえたもの以外で必要なものをそろえていきます。車も2台目を購入します。家族も渡米したところで忙しかったり不安だったりしますが、新しい土地で、新しいものをいろいろと買ったり、大変だけど楽しいです。

近所のスーパーやモールなど最初は一緒にいろんなところを回っていろいろと試すのが良いと思います。日本食スーパーも地域によってはあると思うのでチェックしておくと良いですね。

アメリカはいろんな種類のスーパーがあるけど代表的なものはおさえておいた方が便利。

代表的なスーパーはこちらの記事もご参考。

妻のSSN、運転練習、免許取得

妻もSSNの取得が必要です、カードや銀行口座などは夫婦名義で作ることが出来るので夫ほど急ぎではないですが早く取得するに越したことはありません。妻のSSN取得の際には婚姻証明書が必要です。アメリカの領事館などで手数料を支払うと英文化してもらえますので、渡米前に戸籍謄本を発行する必要があります。

アメリカは車社会なので妻が運転できるか出来ないかで生活の便利さが全然違います。最初は慣れないかもしれませんが練習してぜひ免許を取るのがおすすめです。

家族のケア

最後に、家族の精神面のケアも重要です。初めての海外生活、学校、英語、など、赴任者も仕事で忙しいと思いますが特に最初の数カ月は家族優先で生活の立ち上げしていくことが大事。周りにも家族がなじめず帰任してしまうケースなどもありました。

まとめ

夫が先に赴任して家族が3カ月後に渡米、というパターンで生活立ち上げに必要なことを説明しましたが、最初から家族全員で渡米する場合も必要なことは基本的に同じだと思います。

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